もうすぐ2023年度も終わり、新たな年度になります。
2024年度のFIT、FIP価格が公表されていますが、それによると10kW未満(住宅用)については2023年度の16円/kWhがそのまま据え置かれました。
出典:経済産業省 第82回調達価格等算定委員会資料より
一方事業用の10kW以上の太陽光の買取価格は地上設置型の低圧案件は10円/kWhに据え置き、50kW以上250kW未満は0.3円下がり9.2円/kWhです。地域活用電源としての自家消費率は2023年度から50%に引き上げられており、2024年度も継続されます。
出典:経済産業省 第82回調達価格等算定委員会資料より
2023年度下期から新たに設定された10kW以上の屋根設置については、2024年度も12円/kWhが引き続き適用されます。
そして、近年増加傾向にある高圧太陽光発電所は250kW以上がFIP入札制に統一されます。
2022年度から始まったFIP制度ですが、1000kW以上、2023年度500kW以上と適用範囲が広がって来ました。
入札額については、2023年度の4回目(第19回)の入札上限価格は9.28円/kWhでした。
出典:経済産業省 第82回調達価格等算定委員会資料より
最近の講座でもお話ししていますが、徐々にすべての太陽光発電設備(住宅用は除く)にFIPが適用される準備段階=移行期間がいよいよ本格的になってきたと言えるでしょう。