皆さんこんにちは、JPMA 太陽光発電安全保安協会です!
連日続く猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
今回は埼玉県某所にある、太陽光発電設備に起きたトラブルを元に、
不具合時の対応を実践的な目線でご紹介していきます。
雑草が繁殖すると、太陽光発電の大きな障害になります。
パネルに対して日影が出来ることで、発電能力が低下します。
また、つる草が伸び、電子機器の中に入り込む可能性もあります。
表面だけではなく、裏面もよく注意して見るようにしましょう。
見逃した雑草が繁殖し、パネルの隙間からつるが伸び大きな葉を茂らせるかもしれません。
雑草の成長速度は非常に早いもの。
したがって、雑草の処理は早めの対策が必要です。
次は、ホットスポットについてです。
これは、何らかの電気抵抗が生まれ、その部分が異常に発熱することで起こります。
例えば、道路上に設置されたカーブミラー。
その影が、慢性的にパネルに当たり続けることで発生する、ということもあります。
また、ホットスポットはパネルだけではなくインターコネクターバスバーや
フィンガー電極にも発生します。
こういった状況を放置しておくと、最悪の場合火災が発生します。
出来るだけ早くパネルを交換する等、対策を講じることが必要です。
続いてパワコン開閉器をチェックしてみましょう。
今回のストリング設備は、12直列と4並列です。
確認してみたところ、そのうちひとつのレバーが下がったまま上がりませんでした。
固着してしまっているため、ひとつの回路が作動していないということです。
他の正常なパワコンと比較してみても、発電量は低下していました。
早急な対応が必要です。
鳥の糞や、その他の汚れがパネルには着きやすくなります。
本来であれば雨で大半が流れ落ちるものですが、
直近では降水がなかったために落ちにくくなっていることが考えられます。
この部分も発電量低下を招きますので、適宜洗浄が必要です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、実際に起きているトラブルを元にした
不具合事例とその対策をご紹介しました。
ケースによって対応すべき施策が変化するので、
状況に応じて最適な処理を行うことが必要です。
最悪の事態を招かないためにも、迅速な対応を心がけましょう。
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