皆さんこんにちは、JPMA 太陽光発電安全保安協会です。
今回は、前回ご説明した不具合事例が現在どのような状態になっているか
実際に現地に赴き確認し、修理交換したものをご紹介します!
LINE公式アカウントで動画を先行公開していますので、
ぜひご登録をお願いします!
不具合事例についてはYouTube概要欄に
リンクを掲載しておりますので、ぜひそちらからご覧くださいね。
まずはパネルの交換です。
前回確認した際に、ガラス部分がひび割れていたパネルですが
現在は新しいものへと交換されています。
見た目も非常にキレイですよね。
しかし、ここで注意していただきたいのがパネルのスペックです。
壊れてしまったパネルが、もうメーカーでは生産終了しているものも
中には出てきます。その際、パネル自体のスペックが本来のものとは
違ったものになってしまうのです。
今回でいうと、本来備え付けられていたパネルの最大出力は250wであったのに対し、
新しく交換したパネルは260wになっています。
さらに、古いパネルとはジャンクションボックスの形状も変わってきています。
このようにパネルを変更する際には、既存のものとスペックが
どのように変わっているのかを確認するようにしましょう。
パネルを数十枚単位で交換する際には
出力変更の届出が必要になることもあるので、注意が必要です。
次は、固着していたパワーコンディショナーのスイッチです。
こちらも現在は新しいものに交換されていて、
きちんと電源がオンになっています。
その際にぜひ確認いただきたいのが、発電量です。
動画ではあいにくの曇り空で、そこまで発電量が多くはありません。
このように発電量は天気に左右されますが、
その際にぜひ確認していただきたいのが、パネルが設置されている状況です。
パネルが設置されている方角が発電量に大きく関係してきます。
また、太陽電池アレイの架台が水平に設置されているかどうかも
チェックポイントの一つです。
動画では単管パイプとレールの複合型の架台が使われていましたが、
その土台が沈み込んでしまっていました。
その際は根元の部分に根巻きをするなどして、
沈み込まないような処理をすることが必要になります。
いかがでしたでしょうか?
設備に不具合を発見した際は、速やかに修理交換を行うことが肝心です。
もちろん不具合がないことが一番ではありますが、
また何かありました際には実践的な改善方法を
皆さんにご紹介していきますので、ぜひチャンネル登録等お願いいたします。
寒さが厳しい時期になってきましたので、お身体ご自愛くださいね。
それではまたお会いしましょう!